高崎経済大学教授 八木秀次先生の講演を聞いてきました。
法学の先生ですが、かつては「新しい歴史教科書をつくる会」の会長でもあった人。非常に熱い先生です。
思想的に自分と同じで、筋も通っていて非常に聞きやすく、また、「従軍慰安婦問題は朝日新聞の捏造記事」とズバッと言い切ってくれるところなんか、もうたまりません。
「学校では正しい歴史を教えてくれない」とかね。
日経の「正論」に掲載された「靖国批判は形を変えた侵略行為」という文章は、靖国問題を考える人なら必ず見ておきたいくらいのものだ。
さて、その講演を聞いて思ったことを綴ってみるぜい。
くどいようだが、
戦後の賠償は、中国・韓国とも、条約を定めた時点(共同宣言とか)で完了している。つまり、戦後保障の問題は全て解決済みなのだ。
それが、国際法のルール。国際的な決まりなのだ。
この考え方は、欧州の騎士の時代が起源だそうで、騎士と騎士の戦いの後、条約を結んで「それまでの戦いのことを全て解決する」ということから来ているそうだ。
昔の戦争のことは、条約で解決されたのだから蒸し返さない、それが騎士のルールであり、今の世界標準。蒸し返すことはルール違反であり、騎士の精神に反するというものであろう。
日本は、戦後、中国や韓国と条約を結んだ。それにより、戦後の謝罪やら賠償問題は解決済みなのである。
しかし、蒸し返す国がいる。
アジアには、古くから「(解決済みでも)昔のことを持ち出す」悔い返しという考え方があるとか。
今の中国や韓国がやっていることは、正にそれであろう。
しかし、国際的に見れはそれはルール違反であり、難癖以外の何者でもない。
しかし日本人は謙虚な民族で、自分に悪いところがあるからだと反省してしまう。その内省力の強さが今の日本の発展の原動力となっていたことは間違いないと思うのだが、しかし中韓関係ではそれが裏目になっている。弱腰外交と揶揄されるのも、そういった民族性に起源しているのだろう。(それで納得して終わったらダメなんだけど)
そんな難癖がいつの間にか日本の政治の中心で話題になり、いつしかそれが政治の論争の中心に仕立て上げられてしまう。それはマスコミにも原因はあるのだが、そんな「所詮は難癖」でしかないものに振り回される。
これは一つの「侵略」と言えるのではないか。
靖国問題への中国からの発言は、難癖である。戦争の問題は、条例によって解決済みなのだ。戦争をネタに話をする時点で「説得力なし=難癖」。それがなぜか総裁選の争点になってしまっている感がある。
そんなアホな、と思うが、それが今の日本の現実。
学校では正しい歴史を教えられず、新聞(特に朝日)では捏造記事を垂れ流され、テレビ(特にTBS)は左寄りの報道を行う。
若い人は、どうやって正しい歴史を学べるのだろうか。
小さい頃から贖罪意識を植え付けられ、中韓の言いなりになるような若者が多くなったら、誰が日本という国を護るのか。
先祖から伝わるこの国を、子孫たちに残していく。国のために、自らをなげうって。
戦争を美化するつもりは無いが、過去の戦争を完全否定するつもりもない。私たちの先祖は、国を守るために、国を残すために、身を挺した。映画「男たちの大和」ではそれが語られている。(あの映画は最後のカット、海が広がっていくところが一番好きなんだが)
誰も戦争をしろとは言ってない。日本のために頑張ることが戦争に繋がると言うのであれば、それこそ短絡的である。まぁ、左側の政党ってのはすぐにそんな風に論が飛ぶんだが。
「国防」とは、国を守るという発想。
国のため、それは即ち、子孫のため。そのために自らをなげうつ覚悟の無い若者だらけになったら、誰も国のために動かないだろう。
力の無い国。
それが、左翼の狙いなんじゃないかと。そこまで分かってて骨抜きにしようとしてる、それが左。
中国を取るか、アメリカを取るか、なんて話もあるけど、これも違う。
中国を取れないのは上述のとおりだが、アメリカは日本と戦争して勝った国であり、戦後の日本に多大な影響を与えた国である。
それにはGHQが大きな役割を果たしたんだけど、当時のアメリカのコンセプトは「日本国が再び米国の脅威となり又は世界の平和及び安全の脅威とならざることを確実とすること」だったんですよ。そのコンセプトの元で、日本国憲法が作られた。
かつて、自民党のポスター「あの国を思い〜」とパロディーにされたことがあったけど、元々そんなコンセプトで始まった戦後だから「当たり前」なんですね。そんなことで揶揄しようってのが無知。
では、日本はアメリカの属国なのか。
否。
当たり前だが。
しかし、そういったスタートが一つあるということは知っておきたい。
戦後にそんなコンセプトで始まった日本。アメリカが「敵は日本」としていた故。しかし数年後、それが間違いだったと気付く。
R・ニクソン曰く「アメリカは1946年に善意(法律用語での善意)の誤りを犯した。敵を見誤った」
本当の敵はソ連であり、中国共産党であった、と。
今の日本が抱える問題点は、そのときの「ズレ」から始まっているのではなかろうか。(もちろん、それだけが全てではないけれども)
もともと自民党(自由民主党)は、憲法を改憲するために生まれた党。それはこういった経緯があるからであって、何も今の平和憲法を壊したいから改憲を訴えているわけではない。
なのに、9条を変えることがいかにも主眼であるかのような論争を繰り広げている党がある。
これを勉強不足と取るか、将来を見据えた「日本骨抜き」のために行われているのか。
踊らされる人たちは前者だろうが、糸引いてるのは後者だろう。
まぁ、中国からポイント稼いで政権交代を狙っている党なんてのは論外ってことでw